FP3級試験を受けるにあたって、どのような試験なのか、といった点を中心に解説します。

そもそもどんな資格?

FP3級は、正式名称「3級FP技能検定」といって、3級ファイナンシャル・プランニング技能士を名乗るために必要な国家検定です。

名称の使用に対して必要な検定なので、実務はFP3級を持っていなくてもできます。

したがって、ファイナンシャルプランニング自体は無資格でもできてしまいます。また、3級では実務者が持っていても名刺に載せづらいくらい、簡単な試験です。

学科試験と実技試験から構成され、3000円ずつの受験料が必要となりますので、両方受ける場合は6000円が必要になります。

こういった事情から、FP3級は2級取得のためのステップとして取得されるか、個人が自身のマネーリテラシーがどの程度であるかを確認するために受験されます。

私の場合はFP2級を取得するためのステップとして受験しました。

専業で実務を行いたい場合は、AFP講座を受けて、一気にFP2級を受けるほうが効率的だと思います。

私は、専業ではなく、自身の能力にプラスアルファとしてFP技能を身につけたかったので、3級→2級とすすめて、知識を基礎から身に着けようと考えました。

実際のところは、本業が忙しすぎて、前日に過去問を解いて、当日移動中と試験前、試験の途中退室から次の試験までの間、過去問を眺めるだけしか時間が取れず、基礎知識の新たな取得は問題の実践分しかありませんでした。

どんな範囲の問題が出るの?

6分野と呼ばれる種類の知識が必要です。以下のようなものがあります。

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスク管理
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • 不動産
  • 相続・事業継承

これらの6分野から満遍なく出題されます。

合格には合計点が6割以上必要になります。

出題形式は○×の二択問題と三択問題ですので、比較的簡単な試験です。

また、試験実施団体が2種あって、実技科目の内容がやや異なります。

試験実施団体
  • 日本FP協会
  • 金融財政事情研究会

略してFP協会と金財などと呼ばれます。ちなみに合格率が高いのは日本FP協会が実施している試験のほうです。1~3割前後の合格率差があります。私もFP協会で受験しています。

どのくらい勉強したらいい?

ここは難しいところです。私はもともと金融知識が割とあったので、不動産と相続事業継承分野を少しやる程度で十分でした。過去問対応だけで受かったのは、前提として知識があったからだと思います。

あまり、金融関係に詳しくないようであれば10~30時間の勉強時間が必要だと思います。

過去問は回答付きで公開されていますので、自習可能です。参考書等で学びたい方は1冊読み込めば十分でしょう。ただし、参考書で勉強する場合は意外と時間を使うことになると思います。

試験に合格するということだけで考えれば、当サイトで紹介している6分野解説を読めば大丈夫だと思います。もちろん保証はできませんが…そのぐらいの内容で解説をしていきます。

FP3級挑戦したほうがいい?

専業、複業として考えているなら、2級以上が必要だと思います。したがって、2級取得のために受験するということなら挑戦したほうが良いでしょう。

逆に言うなら、3級だけでは実務的にはほぼ役に立ちません

ただし、生活をする上では取得していて損することはありません。

むしろ、昨今は知識がないことで損をするような制度がたくさんありますので、FP3級程度の知識はあったほうが良いと思います。そういう意味では資格として取得していなくても良いでしょうが、勉強はするべきかなと思います。

まとめると…

実務ステップアップには挑戦の価値あり!損しない人生のためにも有用!

ということになると思います。

資産形成の役には立ちませんが、資産の損失は防げると思います。損しないためには有用です。

しかし、ただ知識として持っていても活用できないと利益はでません。副収入を目的とするなら3級はコスパが悪いといえます。副収入が目的であればAFP講座を受けて2級以上に挑戦しましょう。

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