今回は金融商品を見ていきます。FP的には特徴をとらえて、その人の生活や価値観に合わせて、適切な商品を説明できることが求められます。もちろん何も考えずに手数料が安くて国債と株に分散された投資信託のみを進めるのでも良いでしょう。

それであっても、預金等と比べてどんなメリット、デメリットがあるのかについては把握していなければなりません。

金融商品

まず、金融商品にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

一口に金融商品といってもたくさんの種類があります。それぞれ、安全性、流動性、収益性が異なります。それぞれ一長一短となっていて、ベストは金融商品自体を分散して持つことです。すなわち、安全資産と収益性資産です。流動性についても幅があります。流動性が低ければ低いほど、余裕資金でなければなりません。

銀行の貯蓄型商品

銀行の貯蓄型商品
  • 普通預金:期間の制限がなく、いつでも出し入れ自由、変動金利、一般に最も低金利
  • 総合口座:普通預金に定期預金等が付随したもの。定期預金を担保に融資が受けられる。実際は普通預金で引き落とし残高が足りない時などに融資される。
  • スーパー定期:預入1円以上1円単位で一月以上10年以内の商品。固定金利であり、3年未満のものは単利、三年以上は単利と複利を選択できる。

銀行系はなじみ深いところですね。ここら辺は金融商品というよりも現金を持ち歩かず、預けているだけという感覚かもしれません。給与の振り込みなどでお世話になりますね。

同じようにゆうちょ銀行がありますが、ほかの銀行と少し異なります。

異なる点は定額貯金と定期貯金です。また、一人当たりの貯蓄限度額が1300万円です。他の銀行同様預金保険制度によって1000万円とその利息まで保護対象です。

定額貯金の相違点:1000円単位の預け入れ。6月以上10年未満。金利固定、期間によって適用利率が変化

定期貯金の相違点:最長5年、3年以上では半年複利型のみ

FP試験ではここら辺の細かいところはほとんど問われません。しかし、実務的には知っている必要があります。多くの人は銀行かゆうちょ銀行の普通預金を使用していると思います。

次は投資型金融商品の話をしたいのですが、ややボリュームが大きいので次回以降に回します。

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