
今回は中小企業の資金計画について、金融と分析の面からみていきます。
資金調達
資金調達の方法としては直接金融と間接金融の二種類があります。
資金調達の方法
- 直接金融 株式や債券を直接投資家が購入し、資金が企業に入る
- 間接金融 金融機関から借り入れるなどして、投資家者との間に金融機関が入るもの
言葉通りと感じられるでしょうか。お金の出所が直接か、どこかで一度集められたものが企業に入るかで差があります。
資金調達の方法
前述の通り直接金融と間接金融がありますが、以下のようなものがあります。

企業は様々な方法を駆使してお金を集めます。
経営分析
最後に中小企業の経営分析をするための基本を学びましょう。
よく出る問題として、次の三つは必ず覚えましょう。
経営分析の基礎知識
- 貸借対照表 (バランスシート:B/S) 企業のある時点での財政状況を表すもの 資産から負債を引いたものが純資産に当たる。
- 損益計算書 (Profit and Loss Statement:P/L) 企業のある時点での、一定期間の経営成績を表す。
- キャッシュフロー計算書(C/S) 一定期間の企業の資金の増減を営業、投資、財務の三つの面から見たもの。
以上の三つを見ることで、企業の経営分析をすることができます。
まとめ
企業は様々な方法で資金を調達し、それによって負債を抱えることになってしまったりします。
そういった状態を判断するために貸借対照表を用います。さらに今後も返済していけるかどうか。つまり、企業として健全であるかどうかをP/LやC/Sを使ってみていきます。
FP試験では経営分析の3つの分析手段は良く問われます。覚えておきましょう。
まれに、株主資本等変動計算書が問われることがあります。こちらは主として、株主に帰属する部分である株主資本び各項目についての変動事由を示したものである。