今回はFX選びの詳細編です。

前回口座選びについて簡単に説明しましたが、今回は用途別に良いと思われる口座をお示しします。

投資資金~1万円

投資資金が1万円以下の場合は、使える口座はほぼ限られます。

一部の海外口座か、SBI FXTRADEがおすすめです。

SBI FXTRADE

SBI FX

SBI FXTRADEは1通貨単位から取引が可能なので、ドル円110円の時の最低限必要な証拠金がなんと5円(正確には4.4円)

スプレッドも業界最小水準、スワップも高めと、良いことづくめ。

基本的にFXトレーダーは複数口座を目的別や、リスク分散の為に作っています。

SBIFXは必須口座のひとつと言えるでしょう。特に、資金が小さいうちはとても助かると思います。100通貨でも440円あれば保有できます。10pips取れたら10円なので、証拠金440円に対して2.27%です。

パーセントで考えれば基本的に何通貨の保有であっても同じです。したがって、運用資産が少ないうちは、ハイレバレッジか、低通貨数で行うのが良いでしょう。国内口座なので税率は20%で固定されています。

したがって、運用資産が小さいうちは利益も少なく、所得税が5%の世帯では相対的に損しますが、まずは少額でも運用して慣れることが大切。最初はSBIFXから始めるのが良いと思います。

SBI FX

他に海外口座という選択肢もあります。

海外FX口座

海外FX口座は、海外のライセンスを取得していて、世界中で使われているFX口座のことです。日本では金融庁の登録を受けていないため、税制などが日本国内口座と異なります。

また、出金などでトラブルが起きることもあるようです。私は今のところトラブルに遭ったことはありません。

雑所得扱いであることは国内FXと同じですが、国内FXは分離課税、海外FXは総合課税の違いがあります。ざっくりいうと、額面給与所得が400万円位までは海外FXの方が税率が安いか同程度、400万円を超えると、控除額次第では海外FXの方が税率が高くなります。

税制上、ぴったりここから国内の方が良いとは言えないのですが、考慮すべきポイントです。

上の表は所得税率を示していますが、実際はこれに住民税10%が加算されますので、国内口座の分離課税20%(復興所得税除く)に相当するのは所得税率10%です。

基礎控除、給与所得控除、社会保険料控除、生命保険料控除、扶養控除、等様々引かれた後が課税所得です。結構引かれますので、海外でも、国内でもあまり税率は変わらないという人は多いと思います。

まず、このデメリットをしっかりと理解したうえで、海外と、国内の差を見てみましょう。

海外FXと国内FXの違い
  • 国内は3年間赤字を繰り越し可能、海外は繰り越せないし、所得0で計算される
  • 海外は総合課税、国内は分離課税
  • 海外はレバレッジが高い(XMは888倍、LANDは500倍)国内は25倍
  • 国内は低スプレッド、海外は高スプレッドが多い
  • 海外はボーナスが大きい

大きな違いはこんなところです。他にも、証拠金維持率に対する扱いや、ゼロカット、取引の制度等微妙に異なってきますが、当サイトがおすすめする、資産の5%でリスクリワード2以上、勝率50%以上を目指す分にはあまり意味のない差なので、ここでは割愛します。

基本は国内口座が良いでしょう。

投資資金:1万円~40万円

1~10万円となると、前述のSBI FXTRADEか、1000通貨単位で取引可能な口座でないと厳しいです。

国内口座は25倍のレバレッジ規制があります。ドル円のような1通貨100円前後の通貨を1000通貨取引するなら約4000円が必要で、最低取引通貨数が1万通貨になると4万円以上の証拠金が必要になります。

バルサラの破産確率表から、運用資金は余裕資金の5~10%程度が良いです。したがって、4万円の証拠金が必要な場合は80万円位の余裕資金があることが望ましいです。つまり、10万円程度の資金では1万通貨の取引は好ましくないのです。

したがって、投資資金が1~10万円の場合は最低取引通貨数が1000通貨以下である必要があります。

1000通貨単位の取引が可能なのは、海外口座、SBI FXTRADE(1通貨単位)を含め、複数あります

むしろ、1万通貨単位のDMM、GMOクリック証券、マネーパートナーズ、ライブスター証券を外せば概ね大丈夫です。

投資資金:40万円~

投資資金が10万円だと、1万通貨で4万円の証拠金に対して、40%程度を投資に投じることになります。資金が20万で20%、40万円でやっと10%となり、40万円を超えて初めて、1桁の投資割合になります。

したがって、1万通貨が最低取引数のFX口座は、40万円以上あることが望ましいです。

ここまでこられていれば、基本的には国内口座の方が、税率的にも海外口座よりも良くなってきていると思います。

しっかりと技術を身につけて、投資を楽しみ、資産形成を行っていきましょう。

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