今回からリスク管理について学んでいきます。FP的にはおおむね保険の話になります。当サイトでは投資を積極的に行うことで資産形成をしていくことをおすすめしています。

したがって、保険以外でもリスク管理については学んでいただきたいと思っています。

投資におけるリスク管理に関しては別の機会で解説いたします。

ここではFP試験向けのリスクについて学んでいきましょう。

リスク

リスクとは何かについて考えてみましょう。リスクのイメージとして最も有力なものは「危険さ」といった意味になると思います。

しかし、投資業界等ではリスクとは必ずしも危険であることを示しているのではなく、将来がどのくらい読めないかということをリスクと呼んでいます。

例えば、同じ期待値であっても結果のばらつきが大きいもののほうが、期待される値より遠い値が出そうですよね。つまり、リスクが高いということになります。

必ずしも危険であることではなく、期待値よりも大きな成果を得られる可能性があったとしても、リスクと表現されます。

FPとしてはこのリスクに対して、どのような対策を練るのかということがリスクマネジメントとして問われてきます。

リスクマネジメント

リスクは、将来よくわからないことの変動幅と考えられますが、リスクマネジメントはこの変動幅をあらかじめ想定し、損害の規模や頻度を減少させることを試みることです。

リスクマネジメント
  • リスクコントロール
  • リスクファイナンス

この二つに分けることができます。

リスクコントロールとは損害頻度や、規模を軽減回避すること。

リスクファイナンスとは要は保険です。受け入れられる損失に固定して(保険料)受け入れられない損失(死亡等)に備えることを言います。

次回以降で、個別の「契約者保護に関する制度」や、「保険」について解説していきます。保険はFP試験で頻出項目ですが、非常に範囲も広く、実技も問われてきます。

しっかり学んで対策をしましょう。ただし、FPができるのは保険の説明までです。勧誘は行えません。ここ本当に試験に出ます。

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