2019年の太陽光発電収入の結果をお知らせします。
太陽光発電自体は下火になってきております。九州では発電抑制と言って、一部発電された電気を買い取ってもらえないという事態が起きています。
今後、始めていくべきかどうかについても考察してみようと思います。
収益は?
最初に表を示していますが、もう一度出しましょう。
2019年の利益は約94万円でした!
振り返ってみれば台風だらけで、暖冬で冬の割には雨も多く、天気の悪い1年でしたが、90万円を下回らなかったので、年利としては9%を維持していますので、このままいけば、20年買取のうち、12年目から黒字化することになりそうです。
システムは?
パネル当たり295W で140枚設置しています。
295W × 140枚 = 41,300W
41kWの産業用太陽光発電でいわゆる低圧と呼ばれる分類に入ります。
売電価格は(21円+税)/kW したがって、2019年10月より23.1円で電気は買い取られております。
設置にはおおむね1000万円かかりました。
利益率は?
費用1000万円として年利を計算しています。
ちなみに、費用は日本政策金融公庫から融資を受けています。融資を受けるのはなかなか大変ですが、まずは相談してみてください。その際、利益重視なのではなくて、国益のためだとか、社会のためだとか、しっかりと理念をもって取り組むことをアピールしてください。そこら辺のことは別記事に記載しています。
現在、同程度の太陽光システム(40.32kW)で、同じ地域に設置したとすると、710万円程で購入が可能です。もちろん、その他の費用として多少かかります。780万円位は見ておく必要があるでしょう。
さて、今から導入するとすると、売電価格は14円+税なので、1kWあたり15.4円です。
私の保有する太陽光発電所の実際の発電量から、同程度の15.4円案件の年間の利益を計算してみましょう。
94万円 ÷ 41.3kW × 40.32kW ÷ 23.1円 × 15.4円 ≒ 61万円
61万円程度の利益が見込まれます。
仮に780万円で導入したとすると、利益率は
61万円 ÷ 780万円 × 100(%) ≒ 7.84%
なかなか厳しい戦いが待っていますね。それでも、銀行金利よりははるかに高いですし、20年買取なので、単純計算で156%なので、全額手出しだった場合、440万円程度の利益が残ります。借入であっても350万程度は利益になりそうですね。20年間のメンテナンス等を加味しても300万前後は残るのでないでしょうか。
これを投資としてよい話だと思うかどうかは人それぞれだと思います。
その他のうまみ
私は太陽光発電を個人事業として運営しています。
したがって、住んでいる家を事務所として利用していますし、経理などをPCで行うため、PC関係の費用もすべて経費として扱っています。
つまり、所得を適正な値にすることができています。
税金を安くするという点も加味すれば、実際の利益はさらに上がってきます。
雇われで、給与所得の人は、こういった面も加味して太陽光発電の導入を考えてみてはいかがですか?
既に個人事業主だという方は、他の投資を考えられた方が良いと思います。