今回は日本政策金融公庫に融資のお願いをする際のポイントを説明します。FP嶋は太陽光発電システムを保有していますが、その資金のほとんどは日本政策金融公庫の融資の賜物です。ありがたや。

プロフィールでもお伝えしていますが、FP嶋は奨学金という名の借金がたくさんあります。奨学金であっても借入があると融資が下りにくいのですが、日本政策金融公庫はその理念上、融資してくれることもあります。ぜひ利用しましょう。

日本政策金融公庫って?

政策金融を適切に遂行しようという組織です。国の政策の下、民間の金融機関でできないようなことを補完する役割を担っています。例えばあまり利益が上がらなそうな太陽光発電システムであっても、政策として太陽光発電を推していたら、融資が下りたりします。

こう書くと、政策に合致しないから私の事業はダメかなぁと思う方もいるかもしれませんが、一般貸付という枠はほぼすべての事業が該当しますので諦めないでください。

他にも売り上げが落ちてしまって、資金繰りが苦しい…って場合でも、セーフティネット貸付という制度を使えば融資してもらえる可能性があります。

さらに、若い人や、シニアの人、女性や、一度廃業したことのある人向けの貸付枠など、様々な人のニーズに対応しています。

詳しくどのような貸し付けがあるのか知りたい人は、「日本政策金融公庫」で検索すると良いでしょう。

まずは相談しよう!

資金繰りに困っている、新たに事業を開始したい、子供の教育資金を借りたい。様々なニーズがあると思います。電話や、日本政策金融公庫HPから

サービスの案内→オンラインサービス→相談予約と選んでいただければ、適切な場所で相談をすることが出来ます。私は都内某所の政策金融公庫でまずは相談をしてみました。

そこでは、初回は大きな融資はされないだろうから小口でいったん借りて、事業を拡大していくのが良いですよというようなアドバイスを受けました。

実際の、自分が住んでいるエリアの公庫に行った際にも同様な提案を受け、現在の太陽光発電システムを導入しています。

融資には理念が重要!

私が実際に言われたことで、政策金融公庫のスタンスを表すアドバイスはこうでした

「うちは利益を追い求めているわけではないので、事業を始めたい人が利率が良いから~というようなことは言って欲しくない」

どうでしょうか。つまり融資の申請書類には利益を追求するということを前面に出すよりも、

  • 焼きたてのパンで地域の人を笑顔にしたい
  • 夜間でも預けられる保育施設を作りたい
  • クリーンなエネルギーで発電して社会貢献をしたい… etc

こういった、地域や社会貢献的なことを前面に出したほうが良いのです。運転資金として利益を追求するとすれば良いのです。

事業計画はどのようにしたら良い?

私の例ですと太陽光発電システムの発電予想は業者の見積もりをそのまま出しました。ただ、審査の際には業者が見積もりを出してきた内容の0.8倍程度の収益があるとみるそうです。厳しく見ます。

私が初めに計画した内容で0.8倍の利益だと赤字になってしまうので、担当さんと相談の上、借入期間を少し伸ばして、返済額<利益となるように変更したところ審査に通りました。

事業計画を作る際には返済額に対し利益が0.8倍になっても、返済額を上回るような計画を立てましょう。

必要なお金の全額融資してもらえる?

これに関しては難しいかもしれません。私の場合は1~2割は手持ち資金にしてほしいと言われました。

実際は1割に少し届かないぐらいの元手で必要額を融資していただけることになりました。仮に1000万円借りたいと思ったら、自己資金は大体100万円位あったほうが良いです。

もちろん、資金繰りに困っているというセーフティーネット貸し付けの場合はそうではないと思います。

とにかく相談しよう!

初めて起業したり、融資をお願いしようとするとわからないことばかりだと思います。

日本政策金融公庫はその制度上、融資することで国民をサポートするものです。

明確な目標が出来た際には、是非相談してみましょう。色々と適切なアドバイスを貰えますよ。

家計の相談の場合はFPにお知らせください。私もサポートしていきます。

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