年代別投資の基本。今回は社会人になってからの話です。新社会人から20代を中心に話します。
20代・新社会人
まずはお金の基本を身につけましょう。FP資格に挑戦するのも良いと思います。3級であれば比較的簡単に取れます。実務には程遠いですが、自分の管理位は出来ると思います。特にお金に関することは誰も教えてくれないのに、知らないと損することが多いです。
それから、マイナンバーカードを持っていないようであれば作っておきましょう。今後保険証として利用できるようになったり、確定申告で優遇されたり、そもそも証券会社やFX会社の口座開設時にマイナンバーが求められます。マイナンバーカードを持っていれば便利です。
作成まで1月程度かかりますので、出来るだけ早く作っておきましょう。なお通知カードでも今のところ口座開設には十分です。
給料の使い方
給料を分割するようにしましょう。先取り貯蓄は重要です。まずは3か月分の生活費の貯蓄を目指してください。その後は貯蓄に回していた額の8割を投資に回し、残りの2割はこれまで同様貯蓄します。貯蓄・投資の額は給料の2割を目標にしましょう。家賃は3割以下、保険は1割以下にしましょう。残り4割で生活しましょう。
例として、給料が手取り20万円あったとすると
貯蓄・投資 4万円
家賃6万円以下
保険2万円以下
生活費8万円以下
保険1割以下と言いましたが、若いうちは無理に保険に入らなくても大丈夫です。入るのであれば年間8万円以下の生命保険料控除と個人年金保険料控除が受けられて、返戻金があるものにしましょう。
こう考えると、生命保険、月7千円程度、個人年金、月7千円程度と月1万5千円もいかないことがわかります。
それから初年度は住民税がかかりません。なぜなら住民税は前年度所得に応じてかかるからです。一年目は比較的多くの給料がもらえます。特に初任給は多めです。お世話になった人に何か贈り物をすると良いでしょう。
節税面で考えるなら、ふるさと納税もしておきましょう。翌年分の住民税が軽くなり、所得税も一部帰ってきます。納税額は一緒なのに、返礼品として地場産品が貰えます。ぜひ活用しましょう。
投資の入り口
他にもぜひ始めてほしいのがNISAか、つみたてNISAのいずれか一方とiDeCoです。そんなに貯蓄・投資に回せないということであればiDeCoを優先すると良いです。税の繰り延べによって得られる所得税の減額分を投資に回せば効率が良いです。
NISAと積立NISAは運用利益に税金がかからなくなるものです。併用はできないので、どちらか一方を選びます。投資をどんどんしたい人はNISAがおススメです。長い期間をかけて資産形成をしたい人はつみたてNISAが良いでしょう。
一方iDeCoは掛金に対して控除がかかりますので、効果はNISAやつみたてNISAよりも高いです。ただし、デメリットとして60歳以降まで引きだせません。
とにかく投資は早く始めることが肝要です。早く始めれば始めるほど低リスク商品でも大きな資産を形成できます。困ったらインデックス投信、バランス型投信に投資しましょう。投資に興味があって、ある程度自分で運用したいのであれば、FXさやとりあたりがリスクとリターンのバランスが良いです。
個別銘柄の株に投資するのも良いでしょう。若いうちはとにかく長期保有を目指してください。
自分の好きな会社、良く使う製品の会社などで判断すればよいと思います。毎月一定額を積み立てて購入していくようにすると、ドルコスト平均法と呼ばれる方法になります。
この方法では、時間の変化による価格変動を平均化することが出来ます。結局のところ株価変動に対するリスクはあるのですが、手持ちが少なくても始めていけて、複利の恩恵を多く受けられる点で、一定額を貯めてから投資を始めるよりは良いようです。
他の株購入の基準としては配当実績が3%以上とか、株主優待が魅力的とか様々な判断が可能です。株価で儲けるというよりは長期的な資産形成を目指し、結果として株価も上がっていたとなるのが理想です。
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投資をしながら、月2万円の積立をして年10%で運用していくと、定年を迎える約40年後には1億円の資産が築けます。ただ銀行に預けていた場合は960万円を少し超える程度なのでどちらが良いか、明らかですね。
まとめ
若いうちはリスクも取れますが、手堅く長期視点で運用するのが良いです。なぜなら、若い時の投資は老後までに長期間あるからです。とにかく時間というメリットは何をするにも最強です。
また、投資のスキルを覚えるために自己投資するのもおススメです。投資は技術ですし、技術は永続的に使えます。若いうちに身に着ければお金に困らない状態が目指せます。
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つみたてNISAはカードで行うのとポイントもつきますし便利です。
iDeCoは別記事でも紹介していますが、以下の証券会社がおすすめです。