このページでは節約の概要について説明いたします。

節約の意義

世間では無駄な節約がある。等というような表現があります。間違ってはいませんが、正しくはないと思います。どのような非効率な節約であっても、1円、1秒でも元から減っていれば節約だと思います。しかし、かけた労力以下の節約効果しかない場合は非効率的と呼べます。例えば、当サイトではあなた自身が資産であると提言しておりますが、これを単純に考えるならあなたが動いた時間は金銭的に換算可能ということです。以下に一例を提示します。

節約に使用した時間 × 時給 = 経費

経費 < 実際に削減された費用    ← 経費との差分が節約!

例:

2時間 × 1,000円/時間 = 2,000円

2,000円 < 5,000円    ← 3,000円の節約!

ここではあなた自身の時給を1,000円としました。これは安いと思いますが、計算がしやすいのでこのようにしました。

実際に自分の時給はあなた自身が決めてよいと思います。しかし「そんなこと言われたって自分の時給なんてわからないよー」という場合は、今の仕事の時給を当てはめてください。正社員などの場合は実際の労働時間で給与を割れば時給が算出されます。

月給300,000円 労働時間200時間の場合

300,000円 ÷ 200時間 = 1,500円/時間  ← 時給!

高給取りになればなるほど、時間を節約したほうが効率が良くなり、低収入の方ほど金銭を節約したほうが効率が良くなります。前者は例えば洗濯乾燥機を導入することで一日30分の家事労働が減れば一日当たり750円の節約ということになります。

逆に言えば洗濯乾燥機を10万で買わず、家事を行った場合は10万円を家事時間で割った金額が節約になります。時給1,000円で働いている人は、洗濯乾燥機を100時間以上使わないようであれば、購入を見送ったほうが良いです。この場合は、洗濯乾燥機が壊れるまでに100時間以上使うのであれば買ったほうが節約効果があるということになります。

こういった損失と利益の分岐が出るポイントを損益分岐点と呼びます。

損益分岐点を考えることで、節約作業をするべきか否かを判断することができるようになります。

時間のかからない節約はやらないと損

さて、今までは時間をかける、または時間を削減することで節約効果がある場合を見てきました。しかし、世の中には特に労力をかけずに節約することが可能な領域が沢山あります。

皆さんはポイントカードをお持ちでしょうか。沢山ありすぎて困る人もいるくらい出回っていますので、一枚くらいは持っていることでしょう。これも立派な節約です。ただ、節約をしてもそのお店等でしか使えない場合は、効率的に利用するのは難しいですね。

そこで、換金性のあるポイントがあれば良いと考えられますね。

そんな便利な方法があるわけない…と思われがちですが、意外と沢山あります。

楽天などのポイントは投資信託に使えます。私はお米と言えばあきたこまちなので、楽天を通じて購入し、家まで届けてもらっています。もちろんついたポイントは投資信託に回しています。

節約の効果

さて、節約の効果について考えていくのですが、あなたは一生でいくらお金を使うと思いますか?

こう聞かれると、なかなか具体的な数字は思い浮かばないかもしれません。なぜなら人は何歳まで生きるのかわからない上に将来の生活水準も予想が困難だからです。

ここで一般的な生涯賃金について考えてみましょう。学歴や職種によって異なりますが大体「1億8,000万~3億」と考えてよいでしょう。そして死ぬときにいくら残せるかを考えると、残りの金額は使ったお金になります。つまり、3,000万円の遺産がある人の場合少なくても1億5,000万は使っていることになります。

もし、この1億5,000万の1%分のポイント還元があったら、150万円です。馬鹿にならない金額でしょう。カードの種類によってはどこで買い物をしてもポイントが付きます。ながーい目で見れば相当な金額を節約することができます。

節約したお金は投資に!

さて、節約の効果は大きいということがわかりましたね。しかし、節約して浮いたお金を使ってしまってはいけません!もともと無かったお金なので、安心して投資に回せますね。これが本当の意味での余裕資金であると私は思っています。

こういった、節約→投資→資産形成という流れは比較的簡単に達成できますし、今回このテーマでは紹介しきれなかったものも沢山あります。それは別の機会にまたお話しします。

どんどん節約して、投資に回す資金を増やして、資産を形成していってください!

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