資産形成をしたい人は多いと思います。

簡単にお金を増やす方法は単純に収入を増やす支出を減らすの2つしかありません。

個人事業として開業すると、収入増と支出減を同時に実現可能です!

FP嶋の資産形成としては是非お勧めしたい事の1つです。

開業のメリットは?

まず、様々なものを経費として申請することが可能になります。

たとえば、自宅を事務所兼用とすれば、個人事業として5割使っていた場合、家賃の5割を経費として申請可能です。

その他にも、自身の個人事業にまつわる支出は、光熱費、通信費も支出になります。

また、青色申告すれば65万円が控除されるようになりますので、個人事業としての売り上げは、そもそも65万円の利益までは非課税です。

そうして個人事業が赤字となってしまっても、給与所得と損益通算可能なので、給与所得が圧縮され、所得税が適正な値に収まり、結果的に節税が可能です

今まで漫然と払っていた家賃6万円のうち3万円が経費になったら、年間36です。万円が経費です。所得税5%、住民税10%の世帯では54,000円が手元に残る計算です。大きいですよね。

さらに売り上げが100万円あったら、経費36万円、青色申告控除で65万円が控除され、この100万円はまるまる手元に残ります。

給与所得で100万円増やしたとしたら、社会保険料その他が引かれて、残ったお金に税金がかかります。

給与所得で収入を増やすだけでは資産形成は不利なのです!

当然、黒字であれば、収入が増えますので、資産形成に繋がります。

ただし、気を付けてほしいのは売り上げが必須です。

メリットばかりを書きましたが、毎年赤字なのに、そもそも売り上げがないような場合は、ただの脱税です。少なくても良いので、必ず売り上げのある事業を行いましょう。

デメリットはあるの?

あります。

個人事業として開業していますので、本業をやめた時に失業給付を受け取れません

個人事業としての職があるので、当たり前と言えば当たり前。

しかし、いざという時に赤字だらけの個人事業では収入がありません。本業がなくなってしまったりした場合には、相応のリスクがあります。

また、青色申告をする際には複式簿記によって帳簿を付ける必要性があります。つまり、手間がかかります。

また、領収書等も一定期間保存が義務付けられますので、保管するための場所も必要です。(そんなにかさばらないので、特に問題はないと思います)

どんなことで開業できる?

なんでも開業できるといっても過言ではありません。

個人事業の税率から、業種はこのように考えられますが、その他の事業の幅広さを考えたら、なんでも起業可能と言えるでしょう。

副業で開業される方は趣味をメインにする方が多いかと思います。本業と競業する場合は、社則等を加味する必要がありますが、転売ビジネス、士業、ブログ等、プログラミング技術、その他コンサルタント、自分の強みを活かして兼業可能だと思います。

どうしても何も思いつかないということであれば、例えば太陽光発電や風力発電など、投資の一分野ではあるものの、事業として開業可能なものもあります。

どうやって開業するの?

個人事業としての開業届を、税務署に提出します。提出先は所属税務署で、郵送か持参です。

それだけで、簡単に開業できてしまいます。同時に青色申告の申請書も提出しましょう。

青色申告は複式簿記が義務付けられますが、65万円の控除が受けられます。

通常、事業の開始事実があってから1月以内に提出します。

開業届は国税庁のホームページに行っていただけるとダウンロード可能です。親切に書き方もあります。

おすすめの個人事業は?

スキルを売るのが最も良いと思います。

物販系は、どうしても在庫を抱える必要がでてしまうので、あまりお勧めできません。

スキルだけなら、ココナラやnoteで販売が可能です。自由な発想で個人事業が営めます。

他にも、フリマアプリを使った転売なども副業として知られています。特に大都市圏に住んでいる方は、仕入れがしやすいために、メインでやっている方も多くいるようです。

また、捨ててしまうようなもの、例えばペットボトルのふたなど、意外なものが売れたりします。

こういったサイトを駆使して、副業をするのもひとつの手だと思います。

複式簿記ってなんですか?

簿記関係を知らない人は全く分からないかもしれませんね。

私も個人事業を始めるまでは、単式簿記しかわかりませんでしたし、通常、単式簿記が頭に浮かぶと思います。

単式簿記というのは、単純に考えると、お小遣帳や、家計簿をイメージしてもらえると良いです。

複式簿記というのは、基本的には家計簿などと同様なのですが、単純に何にいくら使った以外の情報として、増加したものと減少したものを常に記載し続ける方法です。

わからないですね。実際の場合を見てみましょう。

単式簿記

12月1日 支出 電気代 8000円

12月2日 収入 商品売上 5000円

単純に支出と収入を記載するだけのようなものが単式簿記です。簡単ですし、イメージもしやすいです。

複式簿記

12月1日 電気代 8000円 / 現金 8000円

12月2日 現金 5000円 / 商品売上 5000円

このように左右で反対の動きが記載されるものを複式簿記と言います。

細かいことは説明しませんが、このようにみると、財政状況がわかりやすくなります。ここら辺は、是非簿記3級の勉強をしてください。

当サイトでもゆくゆくは簿記3級を解説したいと思います。

簿記なんてできない!

簿記自体は難しくないので、簡単に学んでいただければ、今は会計ソフトで簡単にまとめられます。

もちろん良い会計ソフトは有料ですが、経費に出来ます。

家計管理上も、会計ソフトは有益ですので、使ってみると良いでしょう。FP嶋はマネーフォワードで確定申告を行っています。

まとめ
  • 開業は、開業届の郵送で!
  • 自由な発想で事業が可能!
  • 複式簿記は会計ソフトで簡単!
  • 開業のデメリットはそこまで大きくない!
  • 節税効果は非常に大きい!

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