今回はEAをする上で欠かせないVPSの話をします。おすすめは、お名前.com

【FX専用VPS】お名前.comデスクトップクラウド for MT4

VPSって?

VPSとはVirtual private serverの略で、パソコンなしでパソコンを動かすことのできるものだと思ってもらえれば良いと思います。

実際のところは、個人が持っているようなパソコンのものすごーく性能が良いやつを複数人で共有して、仮想的なパソコンを使用できるサーバーコンピュータをレンタルするシステムです。

VPSで何をしたらFXは快適になるの?

VPSを使用すると、仮想サーバー中でMT4をずっと起動しておくことができます。

これを利用すると、例えば、外部からアクセスして、MT4上で分析をしたりすることも可能です。

通常、MT4は1端末上でしか同じ画面が見れませんが、VPSを使用することで、外出先からも同じ分析をしたMT4を見ることができます。

また、VPSを使用した際に最も効果があるのはEAです。

EAはMT4をずっと稼働させていないと、使用できません。

したがって、自宅のパソコンをずっとつけっぱなしにするなどの対応が必要になります。

しかしながら、パソコンは、起動しっぱなしにしているといくつかの問題が発生します。

パソコン起動時のリスク
  • 停電
  • 勝手に更新される
  • 電気代がずっとかかる
  • 熱によるパソコンの破損

上記のようなリスクがあります。

停電

停電は滅多に起きませんが、例えば地震や雷によって一時的に電気が止まったとしても、PCはシャットダウンされてしまうので、その後の起動はできません。

勝手に更新される

Windowsあるあるですね。自動更新を止めておけば一応回避可能ですが、その場合は脆弱性を改善できないという新たな問題が生まれます。手動ででも更新はしましょう。

電気代がずっとかかる

単純にPCをつけっぱなしにするので、電気代がずっとかかります。同じ費用が掛かるなら、VPSを使おうって発想もあるとおもいます。

熱によるパソコンの破損

機械で電気を使っている以上、熱は発生します。しかも、熱を帯びると、機械は電気の利用効率が下がり、さらに熱を発します。この悪循環でどんどんと熱が上がって、最終的に壊れるという現象が起こります。通常、ファンがしっかり回っていればここまで熱を帯びることはありませんが、つけっぱなしの夏場などで小さな部屋だと、エアコンもつけっぱなしにしないとリスクがあるのは事実です。

EAってそもそも良いの?

これはなかなか難しい問題です。

私自身は自分で作ったEAを稼働させています。自分で作ったものなので、割と自信をもって使っております。24時間相場を監視していて、勝手にエントリーして利益を生んでくれています。

一応、性能としてはPF2.1程度、6年バックテスト3600%、1年半のフォワードテストは60%程度プラスです。

私のEAの性能をお知らせしたいわけではなく、大切なことは、性能をちゃんと調べる必要があるよということです。

特に、昨今はEA詐欺のようなものも多くあります。無料で月利30%とかってうたっているものには気を付けましょう。EAを作ってみていただければわかりますが、勝てるシステム作るのも非常に大変ですし、月に30%勝てるなんて本当に大変です。。。それを無料で配るなんて基本的に出来ないと思ってください。

本当に儲かる無料EAが無いというわけではないのですが、使用する前には必ずバックテストをするようにしてください。

また、可能な限りフォワードテストを見ましょう。デモで自分で回してみるのも良いでしょう。可能であれば1年は性能チェックに時間をさいたほうが良いです。フォワードテストの結果をしっかり提示しているEAは信頼できます。

自分でフォワードテストを行うにしてもVPSは必須です。

EAの選び方

EAの性能を見る上で欠かせないのは、以下の項目を見ましょう

EAの性能をみるには
  • プロフィットファクター
  • 勝率
  • 最大ドローダウン

プロフィットファクター

プロフィットファクター(PF:Profit factor)とは、総利益と総損失の割合を示しています。

Profit = 利益 なので、利益に直結する要因という事。以下の式で表されます

PF = 総利益/総損失

具体的に言うならPF=2 とは 累計2万円の利益を上げたとき、その時点で累計1万円の損失が出るようなシステムであるという事。PF>1であることが絶対条件ですね。理想は2以上と言われています。

勝率

エントリー回数のうち、利益となったトレードの割合を示すもの。低勝率だけど、大きく勝つようなシステムなら黒字になりますし、小さな利益をコツコツ積み重ねる場合は勝率が重要になります。必ずしも高くなくても良い数値ですが、どういったタイプのEAであるかがわかります。

最大ドローダウン

ドローダウンとは、最大資産から最も資産が減少した時の割合を示しています。10%と言われたら、期間内での最大資産、つまり、原資にプラスして利益を含めた最大値から、10%の損失(含み損を含めて)を出したことがあるという事。したがって、そのEAを利用した場合、動かした直後に、10%の損失が出る可能性があるということです。値が小さいほど優秀です。

テスト結果を見よう

良いEAはずばり、最大ドローダウンが小さく、PFが高いものです。

多少のリスクは覚悟していて、利益を多く出したいならPFを重視してください。一方、損失を極力減らしたいのであれば、最大ドローダウンが小さいものを選びましょう。

しかし、本当にその数値が正しいのかを見抜く必要があります。

1万円を原資に年100回のエントリーでPFが2・勝率90%・最大ドローダウンが5%と言われたら

  • 利益2万円に対して損失は1万円
  • 1回当たりの平均利益は222円、損失は1,000円
  • 1000円の損失を出すときの最大資産が2万円だっただろう

ということがわかります。実際、平均利益・損失は平均化されてしまっているので、実際の数値はそれにばらつきが生まれてきます。しかし、このEAの性能は年利100%程度が見込めるということもわかります。

1万円を原資に年100回のエントリーでPFが2・勝率97%・最大ドローダウンが3%と言われたらどうでしょうか?

  • 利益2万円に対して損失は1万円
  • 1回当たりの平均利益は206円、損失は3,333円
  • 3,333円の損失を出すときの最大資産が11万円だっただろう

計算がおかしくなりますよね。このように見ていくと、ありえない数値設定のEAを見抜けます。詐欺の可能性があるので気を付けましょう。ちゃんとバックテストなりフォワードテストをしていれば、実際の数値から計算するので、変な数値にはなりません。

ただ、問題は、バックテストも良好、フォワードテストでも良好となっても、負けることはあります。投資は必ず余裕資金で行いましょう。

VPSはどれがいいの?

何でも良いですよ。というのが答えになります。それでは参考にならないので、私が使っているVPSは「お名前.com」です。

私は、昨年からVPSに移行したのですが、2020年3月から値段や内容が変わったようです。

移行前はWindowsの更新でPCが止まっていたり、夏場、部屋が暑くなりすぎたりと、上述の問題を実際に経験していて、VPSへ移行しました。

最も安いプランで契約していたのでメモリ1Gでしたが問題なく稼働できていました。

しかし、今は最もグレードの低いプランでも1.5G で値段も安くなっています。以下のように変更されたようです。

1.5GBプラン 従来価格:2,950円/月 ⇒ 改定価格:1,950円/月
2GBプラン  従来価格:4,660円/月 ⇒ 改定価格:2,500円/月
4GBプラン  従来価格:6,500円/月 ⇒ 改定価格:4,300円/月
8GBプラン  従来価格:14,000円/月 ⇒ 改定価格:6,400円/月

ずいぶん安くなりましたよね。有難い。

しかも、2020年4月15日まではツイッターアカウントのフォロー&リツイートでさらに安くなるみたいです!

お名前.comサイトより引用

これから始めるなら、初期費用は安いに越したことは無いので今がチャンスですね。

特に、お名前.comではMT4専用としてVPSを借りれるので、MT4をダウンロードしやすい環境になっていたり、EAトレーダーにはベストと言えるでしょう。

私はMT4をVPS上で最大3つ動かしていましたが、1Gで十分稼働できましたので、1.5GあればMT4を3つくらいまでは十分に動かせると思います。それ以上でも大丈夫だとは思うのですが、試したことが無いので保証が出来ません。気になる方はメモリの大きなプランを選んでください。

FP的に言うのであれば、VPSやEAの費用は、FXの利益に対して経費として申請可能ですので、投資益を得るためと考えれば費用は気にならないかと思います。赤字であっても、経費を込みで確定申告することで、3年間繰り越し可能です。つまり、3年間の黒字は赤字分を引いて申請可能です。

EAトレードに興味があって、VPSを始めたいという方は、お名前.comで始めてみてはいかがでしょうか。

【FX専用VPS】お名前.comデスクトップクラウド for MT4

EAについての記事はこちらをご覧ください。口座開設で有料EAが貰えるものがあります。

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