当サイトでは、自分という存在自体が資産であると主張しております。したがって、自分を成長させる時間というものは投資といえると考えます。ここでは、自分という資産価値を上げるための投資について、特に大学進学-就職を中心に考えてみます。

大卒と高卒

大卒と高卒では生涯賃金が数千万円異なります。この点を鑑みると大学には何とか進学するほうが良いように思えます。

では、大学進学へのコストについて考えてみましょう。

まず、時間を考えてみると

必要な期間の目安

  • 医学・薬学・歯学・獣医学は6年かかる
  • その他は通常4年
  • 短大・専門学校は2-3年
  • 大学院は修士2年・博士3年
  • 6年制学部卒の博士は4年

と、就学期間が2~10年増加します。また、勉強についていけずに留年することもあります。特に、勉強が苦手、とりあえず大学に入った、資格取れたらいいと思ったけど興味はない、等の学生はよく留年します。もし、大学に行くにしても上記の条件を満たしてしまいそうなら、文系大学に行きましょう。人生はハードモードになるかもしれませんが、大学生活は比較的楽です。

もう、勉強がどうしても苦手、嫌いというほどではないけれども強制的に勉強しないといけないのは嫌。という人には向いていません。別のスキル増加を目指しましょう。

次に金銭的なコストを考えてみましょう。

年間目安

上記の表は年間の学費の目安ですので入学金や、下宿にかかる費用等を加えるとさらに増加します。また、医療系はピンキリすぎるので上のほうの金額は省きましたが、500万以上かかるところもあるようです。

国公立で医療系だとしても300万程度で済むのに対して、私立はとても高額の費用が掛かります。この点は注意しなくてはなりません。

なぜなら、10年大学に行ったら生涯賃金は10年分減りますし、学費に2000万円かかれば、生涯賃金もその分減っていると言えるでしょう。多くの人はスポンサーである親御さんが払ってくれるかもしれませんが、私のような貧乏人は自分で稼いで、奨学金を貰うことになります。その場合、生涯賃金は増加しても、生涯支出も増加します。

私は幸い、奨学金は一部免除、学費も数回免除されましたし、生涯賃金も1億円以上増えましたので、もろもろ込みで生涯賃金は8000万円以上の増加が見込まれるので、10年間で2000万円以上の投資をしましたが、黒字化できる予定です。

多くの人は黒字化が見込めると思いますので、4年制大学への進学はおススメです。私のように博士の学位まで狙うのであれば、国立がおすすめですが、就職の競争率は学部、修士卒の比ではありません。正規雇用になんてつけないものと思っていてください。実力主義といえば聞こえはいいですが、運も必要です。しかも、かなりの比で運が占めます。研究が好きでないとつらいだけです。研究が好きでもつらかったり、鬱になったりします。その悲惨さについては、「博士、100人」で検索してもらえるとわかると思います。

さて、職業選択という点からも見てみましょう。

つける職業の差は?

意外とつける職業の差は資格依存で、他にはあまりなかったりします。もちろん、研究職のような特殊なスキルを求める場合は別です。

教師になりたい

教育学部に行く必要があると思われるかもしれませんが、高校の先生は他学部でも教職課程と呼ばれる単位群を取得すればなれます。また、大学の教員は特殊な資格は必要ありませんが、多くの学部では修士以上、博士の学位が優先で必要とされます。

理系の職に就きたい
多くは修士卒が好まれます。博士は専門が合致しないと逆に選択肢が狭まります。学士卒でも十分に狙えます。しかし、研究職を目指すならば修士卒以上または6年制学部卒業が必須になります。

文系の職に就きたい

事務系などが該当しますが、どのような学部でもチャンスがあります。事務系の資格を学生のうちに取得すると有利になったりしますが、とにかくコミュニケーション能力が求められます。大学の講義よりも、サークルやバイトで培った能力が評価されることもあります。

ここまでは大雑把に分けましたが、次はおススメの職業・学部についてお知らせします。

おススメの職業は医師、MR、金融系

ブラック職しかありませんが、給料がとても良いです。医師は資格が必要で、入学、卒業が非常に困難ですが、国立大学医学部に入学した場合のコストパフォーマンスは非常に良いです。高校時代1年生の時から1日2時間程度勉強していれば、狙えない学部ではありません。継続が重要です。

次にMRですが、製薬の営業と思ってください。超激務ですが、大学を卒業していれば学部不問でなれる上に採用枠が多く、給料も良いです。とにかく激務です。精神を病むかもしれません。しかし、この職に就ける人は体育会系か、非常に高いコミュニケーション能力を持っているので、乗り越えられるでしょう。

最後に金融系ですが、こちらも精神的にきつかったり、いまだにパワハラも残っていたりと黒いうわさしか聞きませんが、お給料も良く、安定した職業です。こちらも学部の枠を超えて採用されますが、経済学部や数字を扱う学部がやや有利かもしれません。

以上の職種は、おススメの職業です。

ススメナイ職業ってあるの?

あります。。。好きでないと、とにかくつらいです。資格さえあれば、的な発想だと間違いなく後悔するでしょう。以下の職業は本当にその職業・仕事内容が好きでないときついものです。

  • サービス(特に飲食)
  • 教育・研究
  • 薬学
  • 歯学

サービス業

ブラックです。本当にブラックです。特に飲食はすぐに店長になって、管理職扱いにされて残業代がつかなくなります。店長でなくてもサービス残業が多く、3年以内の離職率が毎年上位に入っています。給料的にも不利ですので、接客が好きな人か、のちのち独立したい人などでなければ最もお勧めできない業種です。しかしながら、従事している人の多い業種でもあります。

教育

労働時間がえぐいです。本当に教育・研究が好きな人でないと、やりがいというよりも歯車です。鬱になる人も多くいます。しかし、脱落者が少ないことから、本当に好きな人がいるのだと思います。その為、枠が少なく、空いた枠は激務だったりします。

また、裁量労働という悪しき制度が採用されているため、残業代がないです。

また、研究職に関していうと、枠もなければ雇用も不安定、就職に関してはほとんどが運で、優秀でコネが無いと募集の話すら回ってこなかったりします。ここでいうコネは親が有名ということではなく、学生時代の学会での顔の売り込み具合や、研究室の教授の顔の広さの事を言います。

薬学

薬剤師は良い職業です。女性の比率が高い稀有な職業です。その為、産休が取りやすかったり、引退後もパートで短期間で時給が良かったりと至れり尽くせりです。しかし、オススメしないに入るのには訳があります。

私立の薬学部は選ばなければ誰でも入ることが出来るという点に問題があります。

薬学や化学に強い興味があったり、薬のスペシャリストとなって医療の一端を担いたいのであれば、目指してください。熱意があれば本当に良い職業選択になります。しかし、熱意がなくても入学できてしまいます。その場合、非常に苦しい6年を過ごすことになります。

留年率が非常に高く、卒業できない人も多く、国家試験は今後、相対評価になっていきます。つまり、全国平均より下位の学生は生涯国家試験に通らない可能性があります。さらに、私立だと費用は6年間で最低でも1200万円かかります。

その割に、給料は高くありません。6年行った割に、ひどい扱いです。4年制学部からMRに行くほうが生涯賃金は高くなります。ただ、独立して薬局を開設すると収入は飛躍的に伸びますが、今や薬局はコンビニよりも多いと言われるくらいですので競争は激しいです。

以上の理由から薬学はあまりお勧めできません。

歯学

薬学と一緒で、誰でも入れる学部ですが、無条件で国家試験の際に下位20%は合格しません。恐ろしい制度ですね…。

また、技術が必要な職業ですが、ある程度センスが問われるようです。簡単に稼げる職業ではないという点からオススメはしません。歯学部に行くくらいなら、後1000時間勉強して医学部を狙うほうが良いように思います。

まとめ

いかがでしたか。中途半端に、医療系を目指すくらいなら文系でMRを目指して、短期間にお金を貯めて、投資で生活するのが良いように思います。経済的な自由があれば、好きな事をして生活するのも可能だと思います。

現段階ではすでに大学を目指す選択肢を選べないということであれば、投資で道を開いていきましょう。サポートいたします。

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