• 原資(お金、または時間)
  • 戦略(どのような手段か)
  • 資金管理(受容可能な損失)
  • 精神力(勝っても負けても冷静に)

今回は上記、投資に必要なものについて詳細を書いていきます。

原資

原資というとお金を思い浮かべると思います。当サイトでFP嶋は自分自身・あなた自身も資産として考えていますので、自分を磨くための時間も原資として考えております。

まずは時間から考えてみましょう。

FP嶋は学ぶという行為自体をお勧めしております。大学教員で教育職に就いているからということもありますが、少なくても高校生までは間違いなく勉強をすることが最も時給の高い行為だといえるでしょう。そしてリスクもほとんどないことから、ローリスク・ハイリターンと投資としては最高のパフォーマンスです。

実際どの程度の時給になるかといえば、医学部に5,000時間で入学できると仮定した場合、生涯賃金が約3億増加しますので6万円/時間程度になります。他にもスポーツ選手を狙うのもよいと思いますが、一説によると競争的分野でトップレベルになるのには10,000時間程度の練習が必要と言われております。

生涯賃金が10億を超えるスター選手になれれば、10万円/時間です。医者になれる人数と、スター選手の人数、投資にかかる時間を考えれば、医師等の高給取り専門職を目指すのがよいと思います。

次はお金です。

原資としてのお金は、まとまった額であったほうが良いというのが一般的です。しかし、小額からでも資産形成は可能です!

例えば積立投資。今は投資信託も100円から買える時代ですし、楽天証券などではポイントで投資することもできます。この場合は原資0ということになります!

他にも様々な方法がありますが、次の項目以降で解説します。

戦略

戦略とはどのように投資をするのかということになります。短期で大きく利益を求めるのか、新社会人から定年退職までの約40年間の時間で複利の恩恵を狙うのか。その中間程度の投資を行うのか。まず、何に投資するのかという点と、その投資の中でどのように利益を狙うのかということになります。

ここで、戦略を立てる上で原資について考える必要があります。

レバレッジ(てこの原理のように小額で多額の投資を行うこと)を使えば少額でも投資は可能です。しかしながら、一部の投資はやはり原資が必要になります。

具体的にはFX(為替取引)などは自身の資産の25倍まで取引できますし、不動産などは年収の5倍程度までは攻められるでしょう。しかし、融資にかかる審査などを加味するとFXが最も手軽な投資かもしれません。株などは自己資金の3倍程度の取引までは可能です。

もちろん投資ですから損をする可能性もあります。

損が出る可能性を限りなく減らして長期間運用したいという方もいるでしょう。これも戦略の一つです。これにピッタリ当てはまりそうな投資はインデックス投資です。インデックスとは指標のことで、この指標に近い値動きをするような商品で、一般にローリスク・ローリターンです。FPとしては手堅いために、よく勧めるのはインデックス投資か国債です。上記表では積立投資信託が最も近い種類になります。

一方、FP嶋はFXによる運用をお勧めしています。FXはハイリスク・ハイリターンと考えられていますが、通貨ペアの吟味や、取引する会社の選定によってはリスクを非常に小さくすることが可能です!ここら辺の方法については別の項目でお知らせします。

また、FXには自動売買やシステムトレードなど、その人の経験によらずに利益を狙える方法があります。

したがって、初心者の方でも長期に運用すれば低リスクで大きな利益を狙えます。

資金(資産)管理

投資をするうえで資産管理は最も重要なポジションです。

まず、自身が捻出可能な時間、お金をどの程度リスクにさらすのか、というのが重要になります。若いうちは勉強が重要だとお伝えしていますが、5,000時間の学習時間で医学部に必ず合格できるとは限りません。医学部入学レベルまで行っていたら、ほとんどの国立大学には入れますので、手堅い投資ではあることには変わりませんが。

また、お金でいうと生活にかかるお金は絶対に投資に使用してはいけません!

生活費はその人の収入や環境によって変わりますので、一概に言えませんが、例えば実家暮らしで、遊ぶお金以外にお金を使わないというようなことであれば、収入のほぼ100%を投資に向けてもよいと思います。その場合、10年程度で不労所得だけで生活が可能になるかもしれません。

通常の生活であれば、投資に回せるのは収入の2~3割でしょうか。初任給からこのくらいの投資を始めていただければ、30代で数千万の資産を築くことができると思います。

ここまでは投資にどの程度収入を使うのかという話でしたが、ここからはそれぞれの投資に対して、どの程度のリスクを取るのかという話をします。つまり、原資をどの程度減らしてしまっても耐えられるかという話です。

投資にはインカムゲインと、キャピタルゲインがあります。原資の目減りが激しいのはキャピタルゲイン狙いの投資です。特にFXは何度も取引をしますので、資金を何度もリスクにさらすことになります。そのため、前もってどのくらい負けることができるかを決めておくことが肝心です。

FXでいうなら、一回の売買でリスクにさらす資金は2%以下が良いとされています。10万円で始めたのなら、2000円の損失が出たら一度撤退するというようなルールを作ります。

FX等では指値(さしね)、逆指値(ぎゃくさしね)と呼ばれる機能がありますので、前もって2%の損失が出るタイミングで決済する注文を出しておきます。

このように、損失を固定することで、資産管理をすることが出来ます。

精神力

最後は一番大事かもしれない精神力の話です。

投資は、勝っても負けても精神を揺さぶります。ここで大きく心が揺らいでしまうと、正常な判断ができなくなってしまい、損失を出してしまうことがあります。

ここでも知識が大事になりますが、例えばプロスペクト理論などです。この理論はザックリいうと、数値的には同じでも環境が違えば異なる評価を与えてしまうということです。投資においては利益と損失を等価で評価できないということです。

これを知っているだけで、大事な場面でぐっとこらえることが出来たりします。ここでも学ぶということが重要になってきます。

そうはいっても心の問題ですから、うまくいかないこともあります。そこで、前もってルールを決めて、それを淡々と実行するような投資スタイルにしたり、自動売買などで手を触れずに運用できるような投資方法を選ぶのも良いでしょう。

超上級編としては、投資を通じて精神力を鍛えるということもできるかもしれません。過大な損失を出しそうな訓練ですので、お勧めはしませんが…

それでも投資を勧める理由

それは、儲かるからです!

特に、投資で利益を出せる能力は一生ものですし、その能力自体をあなたの資産と考えることが出来るためです。初めは損失が出やすいですが、現在はデモトレードなどで練習も可能ですし、利益を伸ばすのは難しいですが、損失を減少させることは訓練で何とかなります。

資産管理や、精神状態の維持を徹底すれば早ければ数年、遅くても定年までには大金持ちになれるでしょう。投資自体は損失を被る可能性をはらんでいますし、自己責任で行わなくてはなりません。しかし、技術や、知識に関しては人から学ぶこともできます。

FP嶋は投資に関する資産形成についてサポートしていきます。

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