前回は、あおり運転発生について書きましたが、今回は警察対応編です。

FP嶋が伝えたいこと
  • ドラレコは必須
  • 警察は動いてくれるけど明確な違反か事故が無いと妨害運転罪は適用されない
  • 警察は優秀
  • 行政処分で済んでしまいます…
交通事故の示談交渉等は、経験豊富な専門家に相談しましょう。

クラクションの大きな音が出ます。視聴の際は気を付けて下さい。

警察への通報

前回にも書いておりますが、私は警察署ホームページから通報しました。最寄りの警察署や、あおり運転が起こった道路の管轄の警察署に行くのが良いと思います。その際、ドラレコがあると良いです。

のちに私もなるほどと思いましたが、あおり運転が起こるだいぶ前からドラレコは保存しておいたほうが良いです。理由は「あおり運転を行う原因が推定できる」から。

まぁ、こちらからしたら、そんなことはどうでも良い話ではあるのですが、今後、自身があおられないようにするためにも、原因は知っておいたほうが良いかもしれません。

さて、私の場合は警察署ホームページに連絡をしたわけですが、正直あまり期待していませんでした。

が、該当道路を管轄する高速警察隊から電話がかかってきて、「ドラレコ持ってきてもらえますか?」といわれたので、承諾。

ドラレコ持っていく際は、あおり運転に対する怒りもあるし、相手企業名もわかっていたので、告訴状を書いて持っていきました。

本来であれば、告訴状を警察は拒否できないはずなんですが、これを受けると刑事罰までやらないといけなくなるので(いわゆる書類送検)、ドラレコ見るまでは参考という事でコピーだけとらせてください…となりました。そこはしっかりやって欲しかったですが… 

まぁ事故が起きていない以上こんなもんなのかもしれません。したがって、「あおり運転の被害にあいました」という、被害届という形で処理されていると思います。

警察の尽力と限界

ドラレコを見たうえで、色々と検討していただいたようです。実際、検事にドラレコを見せて意見をもらったり、警察上層部とも相談していただいたようで、結論としては、「事故が起きていないので、あおり運転(妨害運転)として刑事事件にするのは難しい」との判断でした。事故が起こってからじゃ遅いんですけどね…

ただし、違反行為は複数あるので、行政罰(いわゆる罰金と減点)は可能です。と言われたので、捜査をお願いしました。

警察は優秀

約1週間で、犯人わかりました。といっても、個人情報なので教えてもらえるわけではありませんが…

企業のトラックだったことも影響していると思います。個人の車でもナンバーさえ認識できれば少なくとも持ち主は簡単にわかります。

その上で、犯人も認めているとのことや、会社上司にも話しを通したと伝えられ、実況見分したいから日程指定してください。といわれ、対応できる日を伝え、その日に実況見分を行うことが決まりました。

実況見分

被害者が出来ることは、捜査への協力位。そうはいっても既にドラレコは提供しているので、後は調書と実況見分くらい。ちなみに、調書に厳罰を望む~みたいにしてもらうと、一応、反映される可能性があります。

当該道路はいわゆる自動車道だったのですが、パトカー数台で道路を通行止めにして、現場を見ながら距離の測定やら何やらをしながら、ドラレコとの整合性を取っていきます。合わせて調書としていきます。

ほんとに申し訳ないですが、該当日、渋滞を引き起こしました。申し訳ないです。悪いのはあおり運転なんです…

そうこうして、警察署に戻り、相手側も出頭してきたので、相手側も実況見分へ…この際、警察側配慮で、私と犯人が合わないように時間をずらしたり、動線を考えてくれました。

そこで、私の調書と、相手側調書の整合性を取ったり、相手側も概ね認めていることなどを教えていただきました。

こちらの連絡先は伝えてある旨伝えると「会社からも謝罪があると思います」といわれ、ほっとしたのを覚えています。

が、そんな連絡は来ませんでした…

これまでに警察への証拠提出、電話対応等、もろもろ込みで10時間はかかっています。通報から、実況見分までの期間はおよそ2か月でした。実況見分と調書には午前一杯、約4時間かかっています。

そして民事訴訟へ…

連絡が無いので、損害の補填をしてもらうべく、再度内容証明郵便を出しました。

が、これも無視

まぁ、まっとうな企業なはずありませんよね。のちに調べてわかる事ですが、企業としても様々な行政指導を受けるような会社でした。まぁそこそこ中堅の運送業者のようでしたけど…

そんなこんなで、民事訴訟を起こすべく動き出します。あおり運転は許さない!

次回は訴訟編

弁護士特約

弁護士特約とは、保険につけられるオプションのひとつで、弁護士費用、訴訟費用等を保険で賄える制度です。

通常、相手側との交渉は保険会社が行ってくれますが、こちらに全く非が無いような0:100の追突事故のような場合には、保険会社は何もしてくれません!というか、過失がないので補償するものがなく、何も出来ないのです。

そんな時でも適切に対応してくれるのが弁護士、慰謝料等も過去の判例から適切に見積もってくれます。

交通事故の示談交渉等は、経験豊富な専門家に相談しましょう。
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