今回は統計解析のフリーソフト Rについて様々な解析を行うための第一歩パッケージのインストールについて紹介します!

パッケージとは

Rは統計解析用のソフトです。

計算は様々なものがありますよね?四則演算、微分積分、行列、複素数、三角関数、確率…また、そういったものを複数組み合わせた計算群ともいえるものが存在します。

理系で有名どころならt-検定とかでしょうか、これは確率分布や正規性などといったものから平均値に差があるかどうかを検出します。大学 学部レベルだと実験群を比較してt-検定するだけで良くて それならエクセルでも十分です。

ただ、例えば回帰分析 こういったものもエクセルで可能ですが、変数が複数になってくると難しくなります。

そういったときにRを使うようになるのですが、Rでも基本的な演算は出来ますが、演算を複数組み合わせた検定など、元のソフトウェアにない機能もあります(基本的なものは入っています)。

もちろん、原理がわかっていれば、ひとつずつ計算して答えを求めることが出来ます。しかし、その手間を省いてくれるのがパッケージです。 例えば、標準誤差を知りたいとき、平均を求めて、分散を求めて、標準偏差を求めて~と順にやるのが通常の計算ですが、プログラム的には標準誤差を一発で計算できる関数があれば求められたりします。この関数が元のRに組み込まれていない場合は作る必要があって、すでに誰かが作ってくれたものを利用できるのがパッケージ

つまり、機械学習を行いたいなっと思ったら、データを読み込んで、そのデータ同士の相関を取って~っと色々やっていく必要が出ますが、パッケージを導入すれば○○○(data,~,xxxx)みたいなプログラムを打つことでいきなり計算させることが出来たりします。 

自分が使いたい解析に合わせたパッケージを導入することでRは出来ることが増えていきます。

パッケージはどんどんと後から増えますので、今できなくても今後できるようになっていくかもしれないという拡張性を秘めているともいえるでしょう。

今回の流れ
  • Rのパッケージのインストール手順
  • パッケージのインストール手順2
  • ちょっと試してみる

Rのパッケージのインストール手順

まず、Rstudioを起動します 下図のtoolsから install packagesを選びます

その後以下のような画面に変わります

そうするとどんなパッケージをインストールするかと聞かれるので、真ん中の欄にインストールしたいパッケージの名称を入れます。 今回は「tidyverse」にしました。

その後Installを押せばOK

Rのパッケージのインストール手順2

上の手順でやった人はわかると思いますが、installボタンを押すと、プログラムが書かれて実行されます。

したがって、プログラムを直接書いても良いわけです。 やってみましょう

install.packages("tidyverse") # パッケージをインストールするコード

簡単ですね。

試してみる

パッケージはインストールしただけでは機能しません。使えるようにR上に呼び出す必要があります。

この作業はRを立ち上げるたびに必要です。

呼び出してみましょう

library(tidyverse) # パッケージを呼び出すコード

簡単ですね。 

コピペでやる人が多いかもしれませんが、Rstudioでは予測変換的な機能で、3文字打つとそれに該当する関数が候補として出てきます。候補を選んでEnterを押せば入力されるので便利です。 活用しましょう

今回であれば「lib」まで打つといくつかの候補が出てくると思います。「libr」まで打ってEnterを押せば「library()」が入力されると思います。

さらにカーソルは便利なことに()の間に移動されてます。そこで「tid」まで打てば「tidyverse」が候補に挙がると思います。(ダウンロードされたパッケージの数によってはいくつか候補が出ると思います。矢印で選べます)

したがって、コピペをしなくても簡単に入力が出来るようサポートされています。

今後色々と解析についても書いていこうと思います

では今回はこのへんで!

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